- 2010.8.18
- 千總からのお知らせ 「地蔵盆を行います~8月24日」
千總では、毎年8月に深草・瑞光寺の住職を招いて法要を行っています。
通常は、中庭を開放していませんが、8月24日(火)の午前中に限り、庭園に安置しているお地蔵さまをお参りしていただけます。
ご希望の方は、1FのIYEMON SALON KYOTO のスタッフまで
お申し付けください。ご案内をさせていただきます。
延暦年間(782-806)に伝教大師が桓武天皇の時代に命を受けて、水に映る自分の顔を見て彫られた伝教大師像と地蔵菩薩像の2体を彫られたと伝えられています。
元穐二年(1571)織田信長が比叡山延暦寺を襲い、山門兵乱の時、山門の衆徒が、此の両尊像を当町内に供奏する。その後、町家に安置するが恐れ多く、山門兵火、荒廃などで、他所の寺院に移し奉らんとすれども、霊像磐石の如く少しも動かず、よって当町内に御倉を造立し尊像を安置する。これにより尊像御倉の町と呼び、終には町名となり、今に御倉町と呼ぶ。延宝年間、宝永五年(1708)、天明八年(1788)、元治元年(1864)の大火にも、御倉は消失すれど、尊像は火中より出現し無事であった。
実に不思議な霊像であると伝えられています。(N)
- 2010.7.26
- 講演~岡山
7月13日に岡山商工会議所にて
「老舗企業に学ぶ~1555年創業(株)千總の経営理念」
と題して、講演を行いました。
岡山の名門企業の経営者を前に緊張しました。
また、長年呉服店を営まれている店主の方々にもご参加いただきました。
「老舗の家訓」のDVDには、
第二次世界大戦のころ、千總がどのように職人とともに乗り切ってきたか
を紹介していますが、
ある店主さんに
「当時の千總の着物を持っています。その時代の苦労が思い出されました」と
お話しをいただき、皆苦しい時代を乗り切ってきているのだなと、
感慨をあらたにいたしました。
次回は、京都の大学生に講演する予定です。(N)
- 2010.7.06
- 就活がんばっている方と交流してきました
「京都未来を担う人つくりサポートセンター」からご依頼を受けて、
就職活動をがんばっている方に講演を行いました。
京都の企業で働きたいという意欲のある約30名の方とコミュニケーションをとりながら進行しました。
1.千總の歴史
(西村家のルーツからはじまり、明治時代の革新性、戦争などの苦しい時をどうのように乗り越えたか、など)
2.呉服業界の話し
(千總は百貨店との取引が主なので、製造・問屋として担っていることなど)
3.DVDを観ながら、千總のもの創りと企業理念の解説
展示したもの
○千總の振袖、訪問着 ○コラボレーションアイテム ○千總が紹介された本
わかりやすくお話ししたつもりですが、歴史のところが盛りだくさんになり、冗長になってしまったところが反省です。
「丁寧なもの創りに感激しました」「三方良しの企業理念に感銘を受けました」と感想文にありました。きものメーカーとして、職人さんとともにお客様に感動を与える商品を提供していかなければ、あらためて勉強になりました。次回は岡山で経営者の皆様と交流させていただきます。楽しみにしています。(N)
- 2010.4.28
- 千總会
4月26日月曜日、まだまだ寒暖の差が激しい京都にて、
「千總会」総会が開催されました。
「千總会」は、千總の着物を製作していただいている大切な悉皆、職人、図案家が会員です。
毎年4月に、一同に集まり、千總会の会員と千總の社員との親睦会が行われています。
「千總会」の会員には、100年以上のお取引をしている会社や、親子三代で千總の仕事を
お引き受けしていただいている職人さんがいらっしゃいます。
「私の父は図案家で千總にお世話になり、私は悉皆をさせていただいております」(悉皆)
「一生勉強です」(図案)
「この千總会の結束によって、千總の独自性が保たれ、お客様に支持されていると思います」(千總)
この「千總会」で皆様のお話しをきくにつけ、千總と職人さんたちの思いをもっともっと
皆様に伝えたいとの思いにかられます.(N)
- 2010.3.29
- 千總の創業~法衣商と呉服商
千總の創業は1555年(弘治元年)ですが、当初から友禅染を手がけていたわけではありません。友禅染は千總創業から約100年後に開発された染法です。創業当初、今の三条烏丸周辺には多数の法衣店が軒を連ね衣座を結成しており、千切屋一門(千總ほか)も室町三条に居を構えて法衣・金襴商を営んでいました。この時期、千切屋周辺には、織田信長の本能寺の変(1582年)で有名な本能寺をはじめとして妙顕寺、妙伝寺、妙覚寺、妙満寺他多数の寺院があり、法衣の商いに適した環境でありました。これら寺院が天正の市街整理に際し、殆どが遠所(寺町通他)に移されるという不利な状況にもかかわらず、江戸期を通じて法衣業の独占的な商いしていました。千總資料館には、江戸期の装束法衣裂の貼交帖として、千切屋周辺の寺院の他に院御所様、日光御宮様、御新門様、御本門様他、お納めした装束裂が多数遺されており、商いの範囲と大きさがわかります。
四代千切屋惣左衛門の1600年代後半は、法衣と金襴巻物の呉服商を営み、機屋が西陣に集結し、衣料の需要に伴い奢侈化の傾向となり、幕府、諸大名をはじめ、公家、社寺の需要が増え、京都に置かれている呉服所から大名家等が衣服調度の用達を命じるという状況になり、西陣機業は隆盛を極め、元禄(1700年前後)の時期、千切屋惣左衛門家はその繁栄により分家・別家の協力のもと、その家業の法衣商を代々継承し、大いに発達し、のれんをかかげる分家・別家も大いに繁盛し、一門殆どが法衣を業とする呉服を営み隆盛を極めていたことがこの時期の古文書からうかがえます。千切屋惣左衛門はこの四代惣左衛門と五代惣左衛門の時代に法衣装束の呉服を業とする商いを確立したことが伝えられています。
現在、千總ギャラリーでは、「-千總のルーツ 宮大工から法衣装束業へ- 千切屋惣左衛門の商い」を開催しております。ぜひご高覧いただき、千總黎明期の息吹をかんじていただけたらと思います。(N)
- 2010.3.10
- 千總の土地(1)~三条烏丸御所跡
千總本社(三条烏丸)は、今から約900年前の平安時代は、「三条烏丸御所」(三条南殿)がありました。鳥羽上皇に献上された「三条烏丸御所」は歴代の天皇が出入りした寝殿造の邸宅に島を伴う池、玉石敷きの遣水と大小の景石で構成されている庭園跡です。庭園で曲水の宴を開くなど天皇や貴族たちによる平安の王朝貴族の雅の場である中心的サロンとなっていた意義深い跡地です。
千總の新社屋を建てる際、京都市埋蔵文化財研究所が発掘調査を行い、数々の遺構を検出しました。
千總では、平安時代の王朝貴族の優雅な生活の場に思いを馳せながら、この地で雅やかな友禅のきものを製作しています。現在、庭園は今様のサロン「IYEMON SALON KYOTO」から眺めることができます。上流から盃を流し、盃が自分の前に来るまでに詩歌をつくって遊ぶ曲水の宴を想像しながら、庭園を眺めていてはいかがでしょうか?
昭和62年度に財団法人京都市埋蔵文化財研究所が株式会社千總の委託を受けて発掘調査を実施しました。この調査によって、平安時代に造られた島を伴う玉石敷きの遣水と大小の景石で構成されている庭園跡の一部及び建物の柱などを検出しました。景石は北側陸部に5個、遣水内に2個、島の上に1個が検出されました。また、庭園の重要な構成要素である花、草木などの植物類については遣水内の堆積土を持ち返り種子の摘出作業を行っており、庭の植生をかなり復元できています。
これらの遺構は一町規模の寝殿造りによる邸宅の一角を成すものと見られ、各遺構からは、瓦類や、土師器、須恵器の他に釉薬を施した緑釉陶器などが多数出土しています。中には中国から輸入された青磁、白磁などの、上級貴族の所有を思わせる遺物も含まれています。寝殿造りは日本の庭園及び建築史を研究する上で、重要な位置をしめていますが、現存するものはなく、京都御所、平等院などにその様式を伺えるにすぎません。この寝殿造りと見られる邸宅の一端を発掘調査によって検出したことの意義は大きいといえましょう。(財団法人京都市埋蔵文化研究所)
- 2010.2.22
- 千總本社ビル~IYEMON SALON KYOTO、三井ガーデンホテル京都三条
千總本社ビルには、今話題の「IYEMON SALON KYOTO」があります。
2006年秋にサントリー社と出会い、お互いの歴史・作品に共鳴し、2008年に「IYEMON SALON KYOTO」がオープンしました。オープン時には、CMさながら、宮沢りえさんと本木雅弘さんもご来店されました。
「IYEMON SALON KYOTO」では、千總のデザインを活かした商品も多数販売しています。
毎月1回「總屋」との共同企画、千總の着物を着てカジュアルにお茶を楽しむ「CHAKAI」を開催し、好評を博しています。
千總本社ビル・ホテル棟には「三井ガーデンホテル京都三条」が入っています。
京都の中心地に位置し、1階に庭の見える大きな風呂があることが特徴です。ビジネスマンから観光の方まで、京都でも人気のホテルになっています。
京都にお越しの際は、「三井ガーデンホテル京都三条」に宿泊し、「IYEMON SALON KYOTO」でお茶をしながら、朝の庭を眺めると至福の時間を過ごせることでしょう。(N)
千總とサントリー社の出会いについては・・・ 「なぜ、伊右衛門は売れたのか。」http://www.nikkeibook.com/book_detail/19504/
IYEMON SALON KYOTO http://iyemonsalon.jp/
三井ガーデンホテル京都三条 http://www.gardenhotels.co.jp/sanjo/
- 2010.2.15
- 千總本社ビル~總屋・SOHYA TAS
京都・烏丸三条の千總本社ビルには、千總がプロデュースするきものショップ「總屋」と
千總が明治・大正時代に作成した友禅柄を小物にアレンジしたショップ「SOHYA TAS」があります。
總屋では、古典を大切にしながらも現代のライフスタイルに合う着物スタイルを提案しています。
千總オリジナル小紋や色無地を取り揃えております。色無地は50色以上ある色見本から、
お好きな色をお選びいただいて、京都の職人の手によって丁寧に染めていきます。
京都で誂える、自分好みの色無地のオーダーに日本各地からお客様がお越しいただいております。
お仕立て上がり価格147,000円~(税込み)
SOHYA TAS
千總が所蔵する明治・大正時代の友禅柄を復刻した風呂敷やストールなど、
普段お使いいただけるものから贈り物に喜ばれるものまで、ここでしか手に入らない
商品を取り揃えております。
「千總ギャラリー」で江戸時代の美術品を鑑賞し、「IYEMON SALON」で庭を見ながらおいしいお茶を嗜んで、芸術的な友禅柄を「總屋」「SOHYA TAS」で楽しむ、そんな心豊かな一日を千總本社ビルではお過ごしいただけます。(N)
SOHYA TAS http://www.sohya-tas.com/
(IYEMON SALONの入口から2階にお上がりください。)
ブログに関するお問い合わせはinfo@chiso.co.jpまでお願い致します。
- 2010.2.08
- 千總本社ビル~京都・三条烏丸
千總本社ビルは、京都の商業の中心地・三条烏丸にあります。
千總の創業は1555年(弘治元年)ですが、当時この一帯は千總が後に独立する「千切屋」一門が軒を並べていました。三条烏丸は千總の創業の地といえます。
明治時代の千總社
明治時代の社屋の写真を見ますと、千切紋の暖簾の前に人力車がおかれています。この人力車でお客様を送り迎えしていました。
現在の千總本社ビル
現在の千總本社ビルは、2008年にリニューアルし、1階に千總プロデュースのきものショップ「總屋」とカフェ「IYEMON SALON KYOTO」(サントリー)、2階に千總の友禅柄を活かした小物などをセレクトしたショップ「SOHYA TAS」、千總の収蔵品を鑑賞していただける「千總ギャラリー」があります。5階の「千總ホール」では、千總の着物の展示会や販売会が開催されます。 ホテル棟には「三井ガーデンホテル京都三条」がございます。
京都の三条通りは、近年おしゃれな店がならび、地元の方や観光の方など終日にぎわっており、 千總本社ビルの「IYEMON SALON KYOTO」も1年間に20万人の方が来店される話題のカフェで、「總屋」「SOHYA TAS」「千總ギャラリー」にて、楽しいひとときを過ごす方も増えています。
京都にお越しの際は、ぜひ千總本社ビルにお立ち寄りください。(N)
blogに関するお問い合わせはinfo@chiso.co.jp までお願いいたします。
- 2010.1.18
- 千總の商標~千切紋
千總の創業は1555年(弘治元年)ですが、千總の社主である
西村總左衛門家のルーツは奈良時代までさかのぼります。
710年の平城京遷都のころ、奈良・春日大社の工匠神人(宮大工)
として関係し、1136年春日大社の「若宮神社」の御例祭「若宮おん
祭」がはじまると、祝儀飾である千切花の台「千切台」を毎年製作し
奉納していたと伝えられています。
「若宮おん祭」は現在も続く伝統ある祭です。
千總ではこの故事に因んで「千切台」に、家紋である橘、
菊と藤の供花を載せた「千切紋」を商標としています。
また、「千總」という社名は「千切屋」の「千」と總左衛門「總」に由来しています。
商標の「千切紋」にはこのような永きに亘る歴史が込められています。(N)
- 2010.1.06
- 千總の会社初め
千總の会社初めは、社内での行事が終わると、社員全員着物で祇園・八坂神社に参拝いたします。八坂神社は第15代西村總左衛門が責任総代を務める社です。会社のある三条烏丸から祇園まで、お正月の京都を着物でそぞろ歩く姿は壮観です。

本殿にて商売繁盛・社内安全のご祈祷
本殿でのご祈祷が終わると、常磐新殿にて、宮司より新春のお話しを賜り、お神酒をいただきます。このお神酒はいただいた方はもとより、その周りの方々の1年間の無病息災が約束されるといわれています。社員全員が年頭を、着物で迎えられるのは、着物を制作する千總としては喜びとともに身の引き締まる思いです。(N)

- 2010.1.05
- 西村家(千總)のお正月
千總の当主である西村家(千總)のお正月は、西村家先祖代々が祀られ、15代西村總左衛門が総代を務める妙満寺(京都・岩倉)での新春法要(元旦)からはじまります。西村家はじめ、千總の社員・OBも参列する恒例行事です。
新春の挨拶 第15代西村總左衛門(千總社長) ・西村昌子夫人

千總の始祖・初代千切屋与三右衛門(ちきりやよざえもん)(戒名:随善院立喜日立居士(ずいぜんいんりゅうきにちりゅうこじ))から代々の墓碑があり、西村家・千總と妙満寺との関係は400年以上にさかのぼります。

京都の北・岩倉にあり、比叡山を望む妙満寺で、青空を引き裂く凛とした冬の朝の空気に、先祖の前で1年の計を願いつつ、身の引き締まる思いで参ります。
妙満寺

妙満寺 「雪の庭」(一般公開しております)
大晦日に降った雪が残っており、文字通り「雪の庭」となりました。

妙満寺 http://www.kyoto.zaq.ne.jp/myomanji/
(N)







