- 2010.2.18
- 千總の意匠 ー文様の歳時記ー 「梅」
冬に美しい花を開く「梅」。愛らしい花から漂う芳香、変化にとんだ枝の姿から「梅」は古来より日本人に親しまれ、屏風絵や掛軸、詩歌など様々なかたちで表現されてきました。文様の世界においても歳寒三友(さいかんさんゆう)の一つとされ、松と竹と組み合わされ、おめでたい「松竹梅」の吉祥文様にもされています。千總の着物にも多く見られ、花熨斗や花の丸、光琳梅、槍梅など優美な姿で友禅染が施されています。図案家の私も先日、天神様で親しまれ学問の神様である京都の北野天満宮へ見頃になった「梅」のスケッチに行ってきました。境内に入ると七分咲きの「梅」の香りがほのかに漂い、紅梅、白梅、様々な種類が咲く梅園もあり多くのカメラマンや観光客でにぎわっており、華やいだ雰囲気に包まれていました。日本の豊かな自然美を感じながら着物の意匠や美意識に表現していきたいとあらためて感じる1日になりました。(I)blogに関するお問い合わせはinfo@chiso.co.jp までお願いいたします。






