- 2010.3.24
- 千總の意匠 -文様の歳時記- 「桜」
風が冷たく、春の暖かさもまだ感じにくい今日この頃ですが、
各地では桜の開花の便りが届き始めましたね。
「千總の意匠」、今回は桜文様についてご紹介したいと思います。
古来より日本人の心に根付き愛される花、「桜」。
花といえば桜を意味するほど、日本人にとっては草花の代表格をしめる花ともいえます。
日本古来の花木として人々に親しまれ、衣裳や器物の文様意匠に取り入れられてきました。
桃山・江戸時代より様々な意匠化が試みられるようになり、パターンの組み合わせや
変化によって、王朝風なものから庶民的なものまで、その装飾の範囲を広げています。
千總資料館の収蔵品にも、現在の千總の着物にも桜文様は多くみられますのでいくつかご紹介いたします。
↑千總コレクション「縮緬地枝垂桜文様型友禅染裂」(明治21年)には、
斜め取りの線に見え隠れする桜が繊細に表現されています。
ただいま、千總ギャラリーにて開催中(~6/8)の、
「ー千總のルーツ 宮大工から法衣装束業へー 千切屋總左衛門の商い」展に出品中の、
↓白綸子地枝垂柳桜文様小袖(江戸時代前期)にも...
寛文調の大胆な取り方に細やかで見事な枝垂れ桜が描かれています。
現在の千總の着物としては、
↓「ふりそで夢立花2010コレクション」カタログNo.6振袖「桜華」も桜が印象的な一枚です。
千總では、桜は他の季節の花とも取り合わせて表現されることが多く、 季節を問わずにお召しいただけます。人の心をウキウキさせる美しい春の花。
桜文様の着物でお花見に出掛ける、なんていうのもいいですね。






