- 2010.4.14
- 千總図案室 「季節の京風景図案」
今週、京都では満開だった桜も散り始め、だんだんと春から初夏へと移り変わる陽気になってきました。
千總図案室では、ただいま「季節の京風景」図案に取り組んでおります。
京都の名所各地を春夏秋冬折混ぜて、シリーズで描き上げました。
その中から、これからの季節にぴったりの図案をご紹介いたします。
夏訪問着 「空也の滝に青楓」
「空也の滝」の清涼感と青紅葉を組み合わせた、爽やかな着物図案です。
楓と言えば、真っ赤に染まる紅葉のシーズンが定番ですが、
初夏にはこのような青々しい楓が美しく景色を彩ってくれます。
滝の縦に落ちる水の流れと、青楓の枝の流れの対比がポイントです。
[空也の滝 : 清滝から清滝川ぞいに山中に入った愛宕山麓にある滝で
京都近郊では最大級。市聖空也上人修行の故地といわれ、近くにいまも行者の道場がある。
水は幾条にも分かれて岩肌を洗い、夏でも冷気がただよう。]
ちなみに、秋の紅葉で有名な東福寺の図案はこちら。
訪問着 「東福寺の紅葉」
美しい紅葉に埋もれるかのような通天橋が、情感豊かにたたずむ風景を描きました。
通天橋が上前のポイント部分を少しはずして着物の脇に描かれていて、
とても洒落感のある着物図案です。
[東福寺 : 開山堂に至る渓谷には多くの紅葉があって通天橋が架かり、
また偃月橋、臥雲橋が架けられて紅葉の名所をなしている。]
いかがでしたか?
季節によって全く違う表情を見せてくれる「楓」。
皆さんも、ぜひこれから初夏へと向かう季節に新緑を楽しみに出かけてみてくださいね。
意外な美しさを持つ「青楓」も、ぜひ一度御覧になってみてください。(K)
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