- 2010.4.20
- 千總のきもの(14) ~宝尽しの色留袖~
「めでたいしるし」「良い兆し」をあらわす文様を吉祥文様と言います。
今回ご紹介する色留袖は、宝尽しに松竹梅を配した大変おめでたい吉祥文様です。
江戸時代の腰巻にみられる総繍の宝尽しを参考に裾全体に宝を配し、ポイントに
松竹梅をデザインしました。金彩加工を施し、模様のほとんどを金駒や色糸で
細やかに縫上げた上品で豪華な逸品です。

後身頃の梅の横には小槌、
分銅、丁子、巾着、巻物
隠れ傘、隠れ蓑などが細緻
な刺繍で表現されています。

参考資料
「黒綸子地宝尽し文様」腰巻
(千總資料館所蔵)
秋田湯沢、佐竹藩の大名女性が帷子の上に着衣していた
腰巻で、宝尽しが贅を尽くした総刺繍で仕上げられています。 (M)






