- 2011.3.10
- 「愛でる暦」展示品ご紹介 vol.7
「愛でる暦~十二ケ月の小袖~」展も、残すところ約3週間をきりました。
これまでに、およそ3,600名の方にご来館いただきました!
多くの方がアンケートにご協力くださり、ご感想をよせてくださいました。
少しだけ、ご紹介しますと・・
「さすが、千總さん コレクション、保存共に素晴らしい!」
「毎回楽しみにしています、着物が好きなので、キレイな品物を見せて頂きうれしいです」
「江戸時代の着物の保存状態がよく、またテーマもすばらしいです」
皆様、本当にありがとうございます☆
今後も充実した展覧会を目指して頑張ります。
さて、今回は文月の小袖をご紹介しましょう。
白麻地 御車松住吉文様 帷子 です。
江戸時代後期(19世紀初期)につくられました。
住吉の風景に、御車が描かれていることから、『源氏物語』の中で光源氏と明石の君が3年ぶりに住吉で再会する「澪標」の帖が連想されます。
こうした風景文様の中に文芸を暗示させるモチーフを描いた御所解と呼ばれる文様は、特に武家の女性たちが好みました。『源氏物語』をはじめ、『伊勢物語』、能楽、和歌、漢詩などの文芸が、さまざまなバリエーションをもって小袖に表現されました。
当時の武家の女性たちは、文様によって、自分たちの教養や美的センスを競ったのでしょう。
ファッションにおいて自分を表現する思いは、今も昔も同じかもしれませんね。(Y)
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