千總

会社概要

社名 株式会社 千總(ちそう)
事業内容 各種染織品の製作・販売・企画
沿革 創業1555年(弘治元年)/設立1937年(昭和12年)
代表者 代表取締役会長 西村總左衛門
代表取締役社長 仲田保司
事業所

本社
〒604-8166 京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80番地
TEL 075-211-2531 / FAX 075-211-2530

東京店
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1 丁目9 番4 号 ヒューリック日本橋本町一丁目4F
TEL 03-3241-5071 / FAX 03-3241-5070

社員 94名(男子63名、女子31名)※2015年2月現在
主要取引銀行 三井住友銀行京都支店、京都信用金庫三条支店
資本金 1億円
主要取引先 高島屋・三越・大丸・松坂屋・伊勢丹・阪急・東急・近鉄・西武・その他百貨店、専門店
グループ会社 株式会社 S.NISHIMURAhttp://www.s-nishimura.co.jp/
千總友仙工場http://www.chiso-yuzen.com/

企業理念

(1)

わが社は先人から伝わる「開物成務」の精神で、京友禅を通じて新たな美を創造する。
全ての工程を通じ真心込めた魅力ある物創りに徹する。
※「開物成務」:人のまだ知らない事を開発し努力してそれを完成させること(中国の易経の中の一句)

(2)

わが社は伝統の美に若い情熱と新たな感性を吹き込み、「美・ひとすじ」に広く人々を魅了する美しさを創り、提案することで社会に貢献する。

(3)

わが社は企業の繁栄と社会、お客様、お得意先、株主、お取引先、社員の幸福を目的とした「三方良し」のこころの経営をする。

沿革

千總 法衣装束商

室町時代~江戸時代

法衣装束商として創業。宮大工であった遠祖が春日大社に威儀物の「千切台」を納めていた故事に因み、「千切台」を商標とし、「橘」を家紋となし、屋号を「千切屋」と称した。江戸時代を通じて、東本願寺をはじめ、門跡家、宮家へ装束を調進。千切屋の当主は、御装束師として公家の儀式や装束等、有職故実を習得し、蹴鞠や唄などの教養を修めた。町内においては、年寄役などを務め、町政運営に深く関わっている。

1555(弘治元年) 創業。初代千切屋与三右衛門、京都三条室町に法衣装束の商いを始める。
1672(寛文12年) 4代千切屋惣左衛門、分家創業。法衣と金襴巻物を扱う。
1690(元禄3年) 5代千切屋惣左衛門、家督相続。
この頃三条室町衣棚周辺は、千切屋一門の暖簾を掲げる分家が百余軒に及ぶ。
1714(正徳4年) 5代千切屋惣左衛門、飛鳥井家より蹴鞠の免状を受ける。
1743(寛保3年) 6代千切屋惣左衛門、西村家系図を記す。
千總 友禅染

明治時代

友禅染の下絵を日本画家に依頼し従来のデザインを一新させ、友禅染の新時代を築く。技術開発にも積極的に取り組み、天鵞絨友禅、写し友禅、刺繍の技術の粋を集めた大作を次々に発表し、国内外の博覧会で数々の賞を受賞。美術染織品と呼ばれる分野のパイオニアとなる。

1871(明治4年) 友禅染の工房として西村職工場を設立。
1873(明治6年) 12代西村總左衛門、家督相続。
この頃より、日本画家岸竹堂が千總の染織図案を手掛けるようになる。
1876(明治9年) フィラデルフィア万国博覧会へ出品。
1878(明治11年) 天鵞絨友禅を創案。第7回京都博覧会へ出品、受賞。
1879(明治12年) 鴨川染(型友禅)を第8回京都博覧会で発表。
1881(明治14年) 第2回内国勧業博覧会に出品、一等進歩賞受賞。
この頃、明治宮殿造営に際し、室内装飾の御用命を受ける。
1887(明治20年) 店舗を内国方( 国内部) と外国方( 貿易部) に分け、海外貿易の基礎を築く。
1889(明治22年) パリ万国博覧会へ出品、名誉大賞及び金牌受賞。
1890(明治23年) 第3回内国勧業博覧会へ出品、一等妙技賞及び二等妙技賞受賞。
1891(明治24年) 12代西村總左衛門監修のもと、今尾景年筆『景年花鳥画譜』を刊行。
1893(明治26年) 皇室の御洋服地の御用命を受ける。
1895(明治28年) 第4回内国勧業博覧会へ出品、名誉銀牌及び妙技二等賞受賞。
1900(明治33年) パリ万国博覧会へ出品、大賞及び金牌受賞。
1903(明治36年) 第5回内国勧業博覧会へ出品、一等賞牌及び二等賞牌受賞。
国内部を西村總左衛門南店、貿易部を西村總左衛門北店として設立、西村總左衛門商店東京店を開設。
1910(明治43年) 日英博覧会へ出品、名誉賞受賞。
千總 美術染織品

大正時代は国内では東京・横浜・神戸、海外では中国・朝鮮・タイ・シンガポールに出張所を設立。ヨーロッパ、東南アジア、中近東まで貿易の拡大を図る。戦時中は、友禅染の技術保存のため研究所を設立。戦後は伝統の技を活かし、着物づくりに研鑽を重ねた。

1914(大正3年) 大正天皇御即位の御大典に際し、錦幡の御用命を受ける。
1918(大正7年) 西村總左衛門北店を法人化し、株式会社西村貿易店として改組設立。
ショール、洋傘地、コート地、シフォンベルベット等を取り扱う。
1922(大正11年) 株式会社西村貿易店、日本産業協会総裁宮殿下より貿易功労者として法人会社第一号として表彰される。
株式会社千總友仙工場設立。
1936(昭和11年) 帝国国会議事堂竣工に際し、天皇玉座、貴賓室、議長室の装飾の御用命を受ける。
1937(昭和12年) 西村總左衛門商店を株式会社千總商店に改称。
13代西村總左衛門初代社長に就任。
1943(昭和18年) 西村總染織研究所設立。
技術保存資格者として製造販売を許可される。
1946(昭和21年) 社名を株式会社千總に改称。
1956(昭和31年) 14代西村總左衛門、襲名。
1958(昭和33年) ベルギー・ブリュッセル万国博覧会へ出品、銀賞受賞。
1975(昭和50年) 着物文化発信を目的として『ちそう』を創刊。
昭和六十年の第十号まで刊行。
1979(昭和54年) 千總東京出張所、新社屋を竣工し千總東京店とする。
1987(昭和62年) 株式会社設立50周年を機に、京都市母子福祉センター(現:京都市ひとり親家庭支援センター)へ着物の寄贈をはじめる。
春日大社若宮おん祭に「千切台」を奉納。
あーとにしむら

アーティストや海外のファッションブランドとのコラボレーションに積極的に取り組んでいる。一方で、蚕糸をはじめとする伝統産業の振興や文化財の保存・活用を目指し、学術機関と共同で研究開発を行っている。
着物に留まらない友禅の可能性を追求し続けている。

1989(平成元年) 京都本社新社屋竣工。
1994(平成6年) 所蔵する小袖の復元製作を始める。
株式会社あーとにしむら設立。
1998(平成10年) 15代西村總左衛門襲名。
2001(平成13年) YUZEN ART EXHIBITION を始める。
450YEARS-CHISO YUZEN EXHIBITION 開催(東京/ 京都)。
YUZEN ON SURF 開催(東京/ 京都)。
2002(平成14年) YUZEN HISTORY MIX 開催(東京/ 京都)。
『友禅グラフィックス』刊行。
2003(平成15年) YUZEN HISTORY MIX 開催(オランダ/ デンマーク)。
2004(平成16年) 品質の高い国産繭生産の維持・再興に取り組みはじめる。
2005(平成17年) 「創業450年記念千總展~美、未来への創造」開催。長く途絶えていた天鵞絨友禅の作品を製作、発表。
記念事業として「千總コレクション 京の優雅~小袖と屏風~」展を京都文化博物館はじめ全国7か所で開催。
2006(平成18年) 總屋開店。
2008(平成20年) 農林水産省の助成を受け、岩手県、宮城県、栃木県、福島県、山形県、青森県の養蚕農家から全国小売業に至る、純国産糸の提携システム(蚕糸・絹業提携支援緊急対策事業)を構築する。
SOHYA TAS 開店。
2012(平成24年) 15代西村總左衛門、財団法人大日本蚕糸会より蚕糸功労賞を授与される。
女子美術大学と所蔵の小袖の共同研究・修復事業を始める。
2014(平成26年) 春日大社若宮おん祭に「千切台」を奉納。
2015(平成27年) 「創業460 年記念千總展~幸せのために」開催。
「千總460 年の歴史―京都老舗の文化史」展を京都文化博物館と共催。