千總のものづくりは、様々な要素に支えられています。
たくさんの職人による手仕事や、絹や染料をはじめとした素材、歴史に育まれてきた
文化や美意識など——それらは全て人や自然の営みの中で磨かれてきたものです。
それらをただ継承するのでなく、「伝統とは、守ることではなく創ること」という代々の教えのもとに、
未来に向けて高め、より良い形で伝えることで千總の“美”を実現してゆきます。
京都のまちに深く根付き、
信頼と格式の地盤を築きました
1555年創業。
京都烏丸三条で法衣装束商としてスタートしました。
東本願寺をはじめとする多くの寺院、門跡家、
宮家へ装束を調進し、御装束師の称号を得ました。
一門は隆盛し、江戸中期には三条通に軒を百軒も
連ねたといわれています。
美術染織品のパイオニアとして
宮内省御用達ブランドに
明治時代に入り、様々な革新的な試みを
通じて友禅の新時代を築きます。
日本画家による下絵を取り入れるなど
デザインを刷新して生みだした美術染織品によって、
宮内省の御用達ブランドに。
また、国内外の博覧会へも出品し、
多くの賞を獲得しました。
儀礼や文化を重んじつつ、
新たな感性を融合した創造性を発揮
創業から460余年。
儀礼や文化を重んじたフォーマルな着物をはじめとして、
時代に合った感性を取り入れた、
新たな美しさを提案いたします。
また文化や技術、所蔵品などを未来へと守り継ぐ
取り組みも行なっています。