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COLUMN

2023年07月13日

【コーディネート】夏を愉しむ - 盛夏(せいか)

蓮が咲き、暑中見舞いを差し上げる小暑の頃となりました。京都でも祇園祭が始まり、梅雨明けが待たれます。

7月、8月はきものカレンダーでは、盛夏の時期。暑い日差しの中でも凛とした涼やかさを感じさせてくれる、絽や紗の薄く透ける素材や、麻や芭蕉布などの植物布素材を使った盛夏のきもの。夏の時期にしかお召しになれないきもので、日本の夏をお愉しみください。

おすすめの盛夏のコーディネート

シャリっとした風合いが特徴の紬絽の生地を、夏の日差しに映える明るい黄色で染め上げた盛夏の小紋に、冷たいベージュの染め帯を合わせたやわらかなコーディネートです。
帯揚げや帯締めにも色のアクセントではなく、涼やかな質感を添えてくれるものを選ぶことで、きものがより引き立ちます。

床でのお食事や花火大会、夏祭りなどにおすすめです。

使用商品:
【小紋・友禅着尺】さわがに | 絽(盛夏)
【染め帯】松青海波 | 夏(単衣・盛夏)

※小物は参考品です

青味の強い藤色の絽の色無地に、グレイッシュな夏の名古屋帯を合わせた涼感を感じられるコーディネートです。色同士を重ねていく場合には、淡くスモーキーな色彩のものを選ぶと涼しさを演出できます。
こちらのコーディネートでは優しく上品に見えるよう小物の色を抑えた合わせ方をしていますが、小物の色を効かせれば、ホテルでのパーティーなどにもお召しいただける華やかなコーディネートに変身します。

和のお稽古事や、花火大会、観劇などにおすすめです。

※色無地、帯、小物は参考品です

夏のきものでは、目から涼を感じさせてくれるような絵柄も人気です。雪輪と兎が描かれた優しいピンクの付下を、濃茶の名古屋帯で引き締めた、華やかなコーディネートです。
グレイッシュな色のきものに、クリアに色を感じる彩度の高い色の帯を合わせることで、きものの透明感が引き立ち涼やかさがアップします。

ご家族の記念日のお食事会や、レストランウェディングなど華やかなお祝いの場におすすめのコーディネートです。

使用商品:
【付下】雪輪花うさぎ | 絽(盛夏)

※帯、小物は参考品です

夏空を思わせる鮮やかな水色の訪問着に、夏雲に見立てた真っ白な絽綴れの帯を合わせた、この時期にぜひお召しになっていただきたいコーディネートです。訪問着の蒔糊の技法と、帯に織り込まれた金銀の唐草が、キラキラと煌めく夏の日差しを表現しています。
限定された時期にのみ出来る装いがあるのも、季節によって着分けるきものならではの愉しみの一つです。

初夏のご結婚式や、お宮参り、ホテルでのディナーなど、夏のフォーマルなシーンにおすすめです。

使用商品:
【訪問着】 かさねもよう | 絽(盛夏)

※帯、小物は参考品です

併せてご覧ください:
【コーディネート】夏を愉しむ - 夏のきもの
【コーディネート】秋のはじまりを愉しむ:単衣(ひとえ)のきもの
きものを愉しむ - 「夏のセット」
【コーディネート】単衣(ひとえ)のきものを愉しむ
【コーディネート】初夏を愉しむ - 単衣(ひとえ)

こちらで紹介したきものを始めとした夏のきものは、千總本店でもご覧いただけます。着付けスペースにも限りがございますので、ご予約をいただいてからのご来店をおすすめいたしております。

千總本店
営業時間:10:00〜17:00
定休日:火曜、水曜
※2023年8月12(土)〜8月16日(水)は夏季休業を頂戴いたします。
TEL:075-253-1555

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